こんばんは。
店長の平野です。
今日はキングセイコーの話。

キングセイコー」って聞くと、
グランドセイコー」のライバルってイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?
20120212234254-1

あながち間違いではないのかもしれませんが、
実はそもそものコンセプトが異なるんです。


◎グランドセイコー
生産性や市場性を度外視し、「最高の腕時計」を作ることが目的
・ベースムーブは「クラウン」
・ムーブメントの寸法を大きくして、テンプを大型化し、精度の安定を図った
・秒針規正装置付き
・販売価格 25000円(当時の大卒初任給が13000円位)

◎キングセイコー
高級品をリーズナブルな価格で一般大衆に提供することが目的
・ベースムーブは「クロノス」
・大型のムーブメント開発はせず、小さいムーブメントで精度を高めた
(実際にグランドセイコーに遜色ないところまで精度を高めた)
・秒針規正装置なし
・販売価格 SS 12000円 AGF 15000円(当時の大卒初任給が13000円位)

まぁ分かりやすく言うと、
GSはF1でKSはGT500って感じです。



とまぁ、GSとKSの違いについてわかってもらえたと思いますので、
今日はKSの初期のあたりを紹介します。
DSC01695

この二本の違い、分かりますか?
ともにキングセイコーの1stモデルなんですが…

そうです!
ラグの太さが違うんです。
細い方が最初期のものと言われています。

他にももう一つ特徴があります。

裏ブタの内側を見てみると…

【最初期モデル】
DSC01692


【通常の初期モデル】
DSC01693



最初期モデルにのみ『100ミクロン』の刻印があります。
ということは、
それ以降のモデルは80ミクロン程度のものになった可能性が考えられます。
コスト的な問題だったのか。どうなんでしょうね。
(ちなみ、GSの1STモデルは80ミクロンです。)

いかがでしたか。
キングセイコーとグランドセイコーの違いや、KSの1STモデルについて
分かってもらえましたか。
また、ちょこちょこ国産の素晴らしさを伝えて行きたいと思いますので宜しくお願いします。
今日はここまで。
また来週〜♪♪


詳しくはこちら↓↓
(初期)
【SEIKO】【キングセイコー】【ファーストモデル初期型】【Ref.15034KS】【亀戸製】『14KGFケース/オリジナルダイヤル/盾メダリオン』手巻き 1962年製

(最初期)
【KING SEIKO】【キングセイコー】【1st/ファーストモデル初期型】【Ref.J14102 KS】【14KGF/14金張りケース】『オリジナルSDダイヤル/盾メダリオン』手巻き 1962年製

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