こんばんは!
副店長の田辺です!

1

第九弾は「クロノス」です。

2

「クロノス」の説明に入る前に第二精工舎についてお話します。
正式名称は株式会社第二精工舎亀戸工場です。
創立は1937年9月です。
元は懐中時計、腕時計、その他にも置時計、掛時計を
全て精工舎の大平町工場(東京都墨田区大平町)で製造していました。
精工舎の生産増加により懐中時計と腕時計部門が分離して第二精工舎が誕生しました。

第二精工舎は戦争時には時計以外にも精密部品や軍需製品の生産も
行なっていたそうです。

今でこそセイコーは諏訪というイメージが強いと思います。
もとは諏訪は第二精工舎の分工場でしたが、その後独立し、
1959年に有限会社大和工業と合併して株式会社諏訪精工舎になります。

ここから諏訪精工舎と第二精工舎のライバル関係がスタートする訳です。
切磋琢磨するいい関係のライバルと思って下さい。

ここからは時計の話になります。
「クロノス」が誕生したのは1958年のこと。
「クロノス」は第二精工舎(亀戸)の独自設計で誕生した初めての本中三針時計です。

ここで引っかかるのが独自開発というワードです。
「クロノス」以前にも亀戸製の時計はありました。
1955年に製造が開始された「ユニーク」です。
この「ユニーク」は1950年に諏訪で製造された「スーパー」と
基本的な設計は同じで、姉妹機と言われていました。
本来なら亀戸も独自設計で時計を製造したかったはずですが、
戦時中に空襲にあい、とても時計を作れる状態ではありませんでした。
諏訪精工舎から第二精工舎が一歩出遅れていたのも上記の理由が関係している訳です。

そして1956年に諏訪が日本の歴史を塗り替えた「マーベル」をリリースします。
第二精工舎はかなり歯痒かったはずです。
その2年後、「マーベル」に対抗すべく第二精工舎が満を持して
リリースしたのが「クロノス」でした。

3

「マーベル」より薄型で、より近代化した作りだった「クロノス」は
「マーベル」を性能で上回ることに成功しまた。
「クロノス」誕生の1年後に諏訪から「マーベル」をベースにした
高性能の実用品「クラウン」が誕生します。
そこからは19石だった「クラウン」に対抗し「クロノス」は21石の
ものを製造します。
負けじと諏訪は21石の「クラウン」を製造し、
負けじと亀戸も23石の「クロノス」を製造します。

もうイタチごっこです(笑)

こんな感じで第二精工舎と諏訪精工舎は同じセイコーにも関わらず、
お互いに意識し合い、切磋琢磨していく訳です。

5

「クロノス」は優れた設計だったため、
「キングセイコー」のベースになり、そしてグランドセイコーの最高傑作と言われる
「44グランドセイコー」に受け継がれていきます。

ということで「クロノス」編はここまで。
第二精工舎を代表する時計「クロノス」でした。

4

=========================================================

SWEETROAD
〒212-0016 神奈川県川崎市幸区南幸町2-21 シノックスプラザ1F
TEL:044-544-8177
営業時間:11:00-20:00(月曜定休)
access_map


お問い合わせ:sweet@sweetroad.com
公式通販サイト:www.sweetroad.com
instagram(Shop):[instagram.com/sweetroad_shop/]
instagram(Photo Gallery):[instagram.com/sweetroad1993/]
facebook:[www.facebook.com/sweetroad.co.ltd]

=========================================================