こんばんは!
副店長の田辺です!

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第十弾は「クロノススペシャル」です。

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前回の「クロノス」で諏訪精工舎と第二精工舎の
ライバル関係に関して触れました。
今回の「クロノススペシャル」も「クロノス」同様、諏訪のある時計に対抗して製造されました。
その名は「クラウンスペシャル」です。
「クラウンスペシャル」は「グランドセイコー」の普及品として1961年に登場しました。
その1年後に「クロノススペシャル」も「キングセイコー」の普及品として登場します。
モデル名にスペシャルが付くあたり、相当意識していることが分かります。
凄く分かり易い!(笑)

「クロノススペシャル」も「クラウンスペシャル」に決して引けを取りません。
何てったってあの「グランドセイコー」と並びセイコーを代表する「キングセイコー」の普及品ですから。
そんな「クロノススペシャル」は1年ほどしか生産されませんでした。
何故、1年ほどしか生産されなかったのか?
そこには「キングセイコー」の存在と、
第二精工舎の生産体制に関係しているのではないかと考えました。

まず一つ目は「キングセイコー」の存在です。
「キングセイコー」は1961年から1964年まで生産され、
販売金額はステンレスで1万2千円、総金張で1万5千円です。
「クロノススペシャル」は1962年から1963年まで生産され、
販売金額はステンレスで8千円、総金張で1万1千円です。

元々「キングセイコー」が「高級品をリーズナブル」に提供する目的で開発されており、
価格がべらぼうに高い訳ではありません。
そのため「クロノススペシャル」と「キングセイコー」の
販売金額に大きく差がなく、「クラウンスペシャル」が中途半端に感じます。

そして、もう一つは第二精工舎の生産体制です。
第二精工舎は当時(1960年頃)、月に18万本くらい生産していました。
ちなみに同時期の諏訪精工舎は月に11万本くらいと言われているため、
生産自体は第二精工舎が上回っています。
ただ、18万本のうちメンズウォッチはたったの4万本ほどしか生産されていません。
実は第二精工舎はレディースウォッチ(婦人用)とストップウォッチを
メインに製造していました。

当時は準高級機として「クロノス」が生産されていたこともあり、
中途半端な「クロノススペシャル」をなくし、
「キングセイコー」を強く押し出す方が差別化もできます。
おそらくメンズウォッチの生産できる本数に限りがあり、
生産する時計を厳選する必要があったのではないかと思います。
この他にも当然、メンズウォッチは生産されています。
そう言ったことも含め「クラウンスペシャル」が
1年しか生産されたなかったのではないかと考えました。
あくまでも田辺の考察ですが。

ということで、1年しか製造されなかった高級機「クロノススペシャル」
今回はここまでです。

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